2024年4月5日(金)、4月6日(土)9:30~12:30
本セミナーは2日間に分けて開催いたします。
明細書の記載は客観的に事実を述べる部分と発明者の主観が入り交じった部分があります。特に翻訳に難儀するのが、主観の入り交じった部分です。その理由としては、①主観的な書き方をしている部分であっても、実は客観的な場合がある、②主観的な部分は構文が複雑になりがちである、が挙げられます。
そこで、今回は発明者の主観の入った表現方法をいくつかに分類して、集大成いたしました。
主な内容
Chapter 1. 予測・予想・予期に関する表現
「予測される」、「予想される」、「予期される」、「想定される」
Chapter 2. 期待・懸念に関する表現
「期待される」、[懸念される(懸念がある)]、「恐れがある」
Chapter 3. 見解に関する表現
「~と推測(推定)される」、「~と思われる」、「~と考えられる」、「~とは言えない」
Chapter 4. 要求・必要・許可に関する表現
「~しても構わない」、「~しなくても構わない」、「~でなくてもよい」、「~すればよい」
Chapter 5. 意思に関する表現
「~するつもりである」、「~するものではない」
Chapter 6. 婉曲的な表現・回りくどい表現
「言うことができる(言える)」、「言いがたい」
Chapter 7. 強調表現
「もちろん」、「当然のことながら」、「言うまでもない」、「注目すべきは」、「なお」
テキストには、200を超える英日翻訳事例と日英翻訳事例が含まれており、今後の英日・日英翻訳のためのデータブックとして活用することができます。
一段上の翻訳を目指す方は是非受講ください。
本セミナーは、英日・日英翻訳者及び校正者も主観的な表現の自然な翻訳を学習するのに最適です。
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